晩飯の後、久しぶりに鎌倉のディモンシュへ食後のコーヒーを飲みに行った。
髪を伸ばし始めて永井さん風になったマスターが満面の笑みで勧めるパナマの豆を飲んだ。甘い香りと強い酸味、甘みと酸味が交互に出てくる。
不思議な味だった。じゃあ嫌いかといえばそんな事は無くて、そういう事より、ああ世の中にはこんな味のコーヒーがあるんだなあ、こういうのもコーヒーの味なんだよなあ、こういうコーヒーにもきっとファンがいるんだろうけど自分からは絶対に選ばないからマスターに勧めてもらって良かったなあ、勉強になったなあ、と思った。
だってコーヒーを入れるってのは当たり前だけど一人作業でしょ。たった一杯入れるのにチーム組む訳ないし。そうなると必然的に自分の好みの味に作り込んでく孤独な作業は、ついつい世界が広がらず膠着してしまう。ふと、これで良いのだろうか?もしかして独りよがりになってない?って疑問が湧き上がってたまに不安を感じちゃうんだ。
そんな時に、こうやって自分の普段選ばない豆を勧めて味を教えてくれるディモンシュとそのマスター堀内君というのはとても大切な存在だな、ありがたいな、って思って色々話して長居して、今日も閉店時間遅らせてしまった。毎度ごめんなさい。だって楽しくてねえ。GAKU ☆☆
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